新型コロナ感染拡大が続くため、緊急事態宣言が5月31日まで延長されました。1年生は進路学習のひとつとして、知的障がいのある方が働いている姿を見学することで、自らの将来を考えることを目的に、例年この時期に職場見学会を実施しています。各クラスごとに3カ所に分かれ、職場を訪問し見学する予定でしたが、生徒の安全を第1に訪問見学は中止としました。けれども、何とか職場見学を実施したいという思いに応えていただき、5月12日（水）日本ハムキャリアコンサルティング株式会社の皆さまのご協力を得て、オンライン研修として実施させていただくことができました。企業の皆さまにとっても初めての試みということでしたが、会社の説明、就職した本校の卒業生が仕事をしている職場の様子、1年生の皆さんの質問に卒業した先輩が答える相互交流の時間の設定など工夫を凝らした研修内容を組み立てていただきました。結果、オンラインで、リアルタイムに相互にやりとりをする大変内容の充実した研修となりました。1年生の皆さんは、はじめ会社のイメージをつかむことは難しいようでしたが、卒業した先輩や皆さんが働いている職場や具体的な仕事の様子を見て、説明を聞く中で、画面に集中し、全員が熱心にメモを取る姿が印象的でした。卒業生の先輩への質疑応答では、「すながわ高等支援学校時代に、どんなことをがんばっていましたか？」との質問に対し「私は行事が好きだったし、日々の友だちとの会話も楽しんでいました。生徒会の会長をしてあいさつ運動に積極的に取り組んでいました。」「いつも先生方に『メリハリをつけて行動すること。』と言われていたけど、その通りだと思います。特に進路学習は大切にした方が良いです。」と、これからすながわ高等支援学校で3年間がんばる皆さんに、温かいエールを送ってくれました。会社があるのは大阪駅のすぐそばで、すながわ高等支援学校とは遠く離れていますが、離れていてもつながっている！！と実感できた時間でした。
日本ハムキャリアコンサルティング株式会社の皆さま、本当にありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。皆さん、健康に気を付けてこれからもがんばってくださいね！！