始業式をしました。いよいよスタートです。

4月9日(木)18時より視聴覚教室で始業式を行いました。新1年生は上級生とは初顔合わせなので、少し緊張した顔つきでした。上級生は一つ大人になったように感じました。

式辞で話した内容を以下に記します。

 

平成27年度 1学期始業式 式辞

 

4月に赴任してきた准校長の山田です。よろしくお願いします。

1年生は昨日、入学式を終え、今日が二日目となります。先輩となる生徒は、先輩としての自覚ができていますか。

 君たちは、人生の中で日々、先輩の後姿を見て自分を磨いていきます。いくつになっても先輩の後姿を追いかけて、「あの人のようになりたい」と生きていくものです。

また一方で、後輩を迎えるわけですから、君らの後姿を見せる側にもなります。その後輩の数は、君たちが一つ年をとるごとに増えていくことになります。このことは、社会にでても同じことが言えます。

上級生は恥ずかしくない後姿を見せることができるよう、また、後輩は素晴らしい先輩の後姿を追いかけて、自分の高校生活の目標、ひいては人生の目標を見つけてください。

そこで、3つの約束を私としてほしい。

昨日の入学式でも一部触れたので、1年生には復習になりますが、しっかり聞いてください。

 一つ目は「挨拶」です。人と人との出会いは挨拶で始まります。挨拶でなくてもちょっとした会釈で、その人の心を開くきっかけができます。難しい言葉は何もいりません。少しの勇気で、いい人間関係を築くことができます。

 2つめは、基本的生活習慣です。決まった時間に起き、決まった時間に食事をし、決まった時間に登校し、決まった時間に寝るといったサイクルがあります。簡単なようで、できない人がいるように聞いてます。健全な心を養うには、健全な肉体が必要です。健全な肉体は、健全な生活習慣をもってできあがります。ここがうまくいかないと、やる気があっても長続きしませんし、中途半端に終わってしまいます。まずは基本的な生活習慣を身につけてください。

 最後に「ルール」です。たとえば、無人島で一人だけで生きていくとしましょう。ルールは必要でしょうか。何時に起きても寝ても誰も文句を言いません。

 家族の中にもルールがあります。食べたら、皿を流しのところにもっていく、集合住宅にも火曜日と金曜日は生ごみの日といった具合にルールがあります。それを守らないと周囲から責められます。学校にもルールがあります。何のためにあるのでしょうか。みんなが気持ちよく同じ空間を生きるためにルールがあるのです。このことをしっかり理解をして、お互い快適な学校生活をしてください。

 すべてができれば社会生活ができます。さらに知識や技術を身につけるともっと高次元の生活ができます。

 「挨拶」「基本的生活習慣」「ルール」この3つのキーワードをしっかり胸に刻んで、実行できる人間になってください。