海草「アマモ」の再生をキーワードに、研究者や市民が海の環境改善を目指す「全国アマモサミット2018in阪南」が平成30年11月2日から4日に大阪府阪南市立文化センター(サラダホール)で開催されました。この3日間で、地元の皆さんをはじめ、全国のアマモ・海を愛するみなさん、延べ1,450名の来場があったそうです。閉会式では、'きづき'を忘れず、'うごく'を育て、'つなぐ'をつくっていくという大会宣言が採択されました。
阪南市では、10年前から地元の小学生と海で育つ植物「アマモ」を植える活動を続けてきたそうです。「アマモ」は海中の酸素を増やし、生き物の産卵場所や隠れ家になるため、「海のゆりかご」とも呼ばれています。研究者に加え、市民や高校生らも活発に意見を交わすのがサミットの特色です。阪南大会では「ここにある魚庭(なにわ)の海、きづこら・うごこら・つなごら」を大会テーマに掲げ実施されました。
【本校3年生の道山さんが総合司会を務める】
3日には、フィールドワーク部が、10:30から開始された "はんなんの森里川海"〔きづこら〕というテーマの中で、「森里川海の生きもの」という発表をしました。また、4日は全国の高校12校が研究成果を発表する「高校生サミット」が開催されました。本校(泉鳥取高校)の道山さんが総合司会をつとめ、発表校に対してもいくつか質問をしました。
サミットは、3つの高校を1グループとした4つのグループに分かれ それぞれのグループの発表後、質疑応答をするという形式で実施されました。会場からは、たくさんの質問が出て、高校生とは思えないくらいの深い活発な議論が交わされました。