学校長あいさつ
ごあいさつ
令和7年度に校長として着任しました 川上 泰隆 でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
近年、経済のグローバル化による国際競争の激化やAI・ロボットなど先端技術の進展、気候変動、エネルギー問題といった生活環境も大きな変革期にあり、経済発展と社会的課題の解決に向け、イノベーションの創出など新たな価値の創造が求められています。また、Society5.0時代の到来を控え、これからの社会を生き抜くために、答えのない問いにどう立ち向かうのかが問われています。その中で、すべての子どもたちが、自分のよさや可能性を認識するとともに、互いを尊重し、多様な人々と協働しながら、様々な社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会を創造できるよう、その資質・能力を育成することが大切とされています。
そのような背景を踏まえ、大阪府の支援教育では、個々の障がいの状況・教育ニーズに応じた学びの充実や支援教育の専門性向上が重点取組にあげられています。
さて、大阪府において、支援教育を推進していく支援学校の中で、本校は南部に位置しています。平成26年に開校した本校は、令和5年度に10周年を迎えました。通学区域は、泉佐野市、泉南市、阪南市、熊取町、田尻町、岬町の3市3町となっています。そして、今年度は、小学部116名、中学部103名、高等部95名、合計314名の子どもたちが学んでいます。
本校の校訓は、「まなび愛 みとめ愛 たかめ愛」です。子どもたち一人ひとりが、お互いに学びあい、みとめあい、みんなでたかめあっていきながら、命を愛おしみ、人との関わりの中での愛を大切に、社会に自立していくことを願っています。
そのような校訓の実現のために、次の三つの柱を学校経営計画に掲げています。
1 安全・安心の学校づくり
2 支援教育に対する専門性の高い学校づくり
3 豊かな進路実現が支援できる学校づくり
子どもたちの安全、安心な学校生活、地域生活を実現し、また、泉南地域の支援教育のセンター的機能を発揮し、インクルーシブ教育システムの構築を進めるとともに、子どもたち一人ひとりが、校訓「まなび愛、みとめ愛、たかめ愛」をモットーに育むことができる教育実践に取り組んでまいりたいと思います。
最後になりましたが、子どもたちのために、教職員が一体となり教育活動に努め、開かれた学校運営をすすめてまいります。保護者のみなさま、地域のみなさまにおかれましては、本校の教育活動にご理解いただき、今後の、より一層の本校へのご支援、ご協力を賜りますようお願い申しあげ、あいさつとさせていただきます。
令和7年4月1日
大阪府立泉南支援学校 校長 川上 泰隆