2学期 始業式 式辞


みなさん、おはようございます。 まずは、熊本県並びに関東地方で発生した地震、千葉県で発生した豪雨により被災されたみなさん、関係者のみなさんに心からお見舞い申し上げます。一日も早い復興をみなさんとともに祈りましょう。

さて、夏休み中、部活動や補講、あるいは地域での活動や自分自身が設定したテーマに向き合い、大きく成長したみなさんの様子を拝見し、今学期への期待が膨らみます。

始まりにあたり、数点皆さんにお伝えします。現代は人口減少が進み、世界との繋がりが当たり前になるグローバル化、そして急速に進展するAI技術など、社会の仕組みが非常に速いスピードで大きく変化しています。ブーカの時代と呼ばれています。これからの時代を豊かに生き抜くため、考える力により磨きをかけてほしいと思います。そこで、物事を考えるとき、視点を広げることを意識してみて下さい。 最初はひとつの事実や出来事という「点」で捉える。 次に、それを過去や未来、原因と結果という時間軸で繋いで「線」にする。 さらに、周囲の環境や他者の立場も含めて全体を俯瞰し「面」で捉える。 そして最後は、多角的な切り口から物事の本質を掴む「立体」の視点を持つことです。 ひとつの答えに縛られず、思考を「点から立体へ」と広げていくこと。これが、このVUCAの時代を生き抜く強力な武器になります。

そしてもうひとつ、心掛けてほしい事は「走りながら考えることはあっても、考えないで走ることはない」ということです。スピード感が求められる時代ですから、行動しながら試行錯誤する「走りながら考える」ことはあっても良いと思います。学校運営を推進する中で私も実践しています。しかし、思考を停止して、AIを鵜呑みにし、ただ闇雲に流されるだけ(考えないで走ること)では、どこへ向かっているのか分からなくなり自分を見失います。常に自分の頭で思考の手綱を引きながら、一歩一歩前へ進んでください。学校生活は、この「思考力」と「行動力」を鍛える最高の場です。

今学期も行事や日々の授業、部活動など、仲間と力を合わせて取り組む場面がたくさんあります。そのプロセスを通じて、自分自身の成長を実感し、仲間とともに心身ともに満たされた状態、つまりWell-beingを体現していただくことを願っています。

結びにあたり、皆さんの主体的な挑戦と、一人ひとりの輝かしい笑顔溢れる2学期になることを期待して、2学期始業式の式辞とします。

大阪府立貝塚南高等学校

校 長 藤 田 繁 也