7月18日(金)、本校体育館にて1学期終業式を行いました。私の方からは、次のお話をしました。

今日で1学期が終わりとなります。しんどい日もあったと思いますが、4月から、よく頑張った自分をしっかりと労わってあげてください。1学期最後の日ということで、少しお話させてもらいます。

みなさんはテレビはどれくらい見ますか?ほとんど見ないという人が多いのかもしれません。そういう私も、テレビをあまり見なくなったのですが、先日、「この歌詞が刺さった!グッとフレーズ」という番組があり、懐かしい歌が流れてきたので、珍しくじっくりと見ておりました。

いろいろなランキングの歌番組はありますが、「歌詞」に注目したランキングはあんまり見ないかもしれません。この時のテーマは「100年後に残したい歌詞」。みなさんは、100年後に残したい歌詞と言われて、思いつく歌がありますか?世代によって、思いつく歌は変わってくると思うのですが、この時の1位は、中島みゆきさんの「糸」でした。2020年に、中島みゆきさんの「糸」が原案で、菅田将暉さん、小松菜奈さんの主演で映画化されているので、映画を通して知っている人も多いかもしれません。知らない人もいると思うので、サビの歌詞をご紹介しますね。

縦の糸はあなた 横の糸は私

逢うべき糸に出逢えることを

人は仕合せと呼びます

私も大好きな歌です。気になった人はYouTubeなどで聞いてみてください。

少し、違う話をします。私が教諭として勤務していた学校の元同僚の先生に「先生、きっと、この本好きだと思いますよ」と、ある本をおススメされました。それが、「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」という本でした。その中で、「誰かの靴を履いてみる」という表現が出てきます。このお話はイギリスが舞台になっているのですが、英語に「誰かの靴を履いてみる」という慣用表現があります。どんな意味だと思いますか?これは「他人の立場に立ってみる」という意味合いで使われる表現です。誰かの靴を履いてみたら、たぶん、大きさも違うし、その人の歩き方のクセみたいなものもあって、恐らく履き心地はよくないですよね。でも、その人の靴を履いてみることで、その人の立場に立って考えることができるようになる。みなさんも、何となく言いたいことはわかってもらえるのではないかと思います。

一つ目の「歌詞」の話と、二つ目の「誰かの靴を履いてみる」の話。私がこの二つの話を通して、みなさんにお伝えしたかったのは「共感」という言葉です。現代は「共感の時代」とも言われます。いろいろな考え方、さまざまなものの見方があるなかで、相手の立場に立って、感情や考え方を理解し、自分ごととして感じること。現代を生きるみなさんに、ぜひ身に付けてほしい力です。

このあと、校長通信7月号を送ります。校長通信では、「共感」について、もう少し深掘りしたお話を書きました。こちらもぜひ、読んでみてください。また、先ほど紹介した「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」は探究図書館で借りられます。興味を持った人は、合わせて読んでもらえれば、理解が深まると思います。

今年の夏は、6月中旬から30度を超える日が続き、今もさらに暑さを増しているように思います。長い夏休みとなりますが、体調管理には気を付けて、また2学期始業式に、元気な笑顔で会いましょう。