8月25日(火)、本校体育館にて、2学期始業式を行いました。私からは、次のことをお話いたしました。

  

長い夏休みが終わり、2学期が始まります。すぐに文化祭の準備が始まり、2年生のみなさんは、修学旅行というビッグイベントが控えています。クラス、学年で何かを成し遂げる、そんなときだからこそ、みなさんに伝えたいことがあります。

 

みなさんは、悩みや不安を誰に相談しますか。友だち 家族 それとも学校の先生?最近は、AIに相談をする人も増えてきました。スマホで質問すると、すぐに答えが返ってくる。誰にも言えないことを、まずAIに話してみる。そんなことも、特別なことではないはずです。

 

AIは、とても便利です。困ったときの相談先を教えてくれたり、「助けを求めてもいい」と背中を押してくれたりします。実際に、その言葉によって救われる人もいます。

だから私は、「AIを使うことが悪い」と言いたいわけではありません。これからの時代、AIを使う力は必要になります。みなさんが大人になる頃には、今よりもっと身近な存在になっているはずです。

 

ただ、今日は一つだけ、みなさんに伝えたいことがあります。それは、「一人で結論を急がないでほしい」ということです。AIは、正しいように思える答えを返してくれることがあります。でも、人の気持ちや人間関係は、それほど単純ではありません。

 

人は、怒ったり、悲しくなったり、不安になったりします。「もう無理」と思う日もあります。誰かに腹が立って、「こんなのおかしい」と思うこともあります。そんなとき、人は冷静ではいられません。今の苦しさから逃れたい、その気持ちでいっぱいになります。でも、大きな決断ほど、その先に何が起こるのかまで、自分一人では見えなくなることがあります。だからこそ、一人で結論を出さないでください。

 

AIの答えをそのまま実行する前に、誰かに話してみてください。友だちでも 家族でも 先生でも 構いません。人は、一人で考えていると、視野が狭くなることがあります。でも、誰かと話すことで、「そんな見方もあるんだ」と気づけることがあります。

 

そして、人は、人との関わりの中で支えられています。落ち込んでいるときに、「大丈夫?」と声をかけてもらったこと。苦しいときに、話を聞いてもらったこと。何気ない一言に、救われたこと。みなさんにも、きっとあるのではないでしょうか。

 

私は、学校という場所は、そういう場所であってほしいと思っています。うまく言葉にできなくても、まとまっていなくても、「こんなこと相談していいのかな」と思うことでもかまいません。一人で抱え込まず、誰かに話してください。

 

最後に、みなさんに2学期のキーワードとして、こんな言葉を贈ります。We walk together.


ともに歩こう、という意味です。人生は、一人だけで歩いていけるものではありません。迷うことも、立ち止まることもあります。そんなとき、支えてくれる人がいます。一緒に考えてくれる人がいます。結局は、人と人です。人を救うのは、やはり人なのです。みなさんにぜひ覚えておいてほしい言葉です。

 

1学期終業式のときに、2学期の始業式のころには、窓明分校にも生徒たちが通い始めているというお話をしました。8月18日先週の火曜日に無事に受入式を行いました。窓明分校は、3号棟を校舎として使用しています。カラフルな色合いの教室で、親しみやすい雰囲気の校舎になっています。


本校分校に関わらず、大阪府教育センター附属高等学校の一員として、教職員全員で、生徒のみなさんの成長を支えていきます。「共に学び、共に敬い、共に高まる」本校のスローガンどおり、一緒に自分の進むべき道を見つけましょう。We walk together.