入学して早6ヶ月。前期末考査も終了し、あと1週間で前期が終わろうとしています。
さて、1学年では10/19(木)総合的な探求の時間に「自分とは異なる価値観やバックグラウンド(他国籍)を持つ生徒への理解を深めること」を目的として異文化交流を実施しました。
1学年には、ネパールにルーツのある生徒が1名在籍しています。さらなる理解を深めるために、その生徒から他の生徒にむけてネパールの文化や自身の抱える不安な思いや日本語能力向上にむけた熱い思い、クラスメイトへの協力のお願い などについてたくさん語ってもらいました。
今回の活動で、少しでも自分のことを理解してもらうために、夏休み期間を利用しパワーポイントの準備やネパールの紹介動画の編集、発表練習など、一生懸命になって準備してくれました。日頃、日本語の勉強を学校だけではなく自宅でも毎日熱心に取り組み、またアルバイトにも行っていることから大変多忙のなか、少しでも良い発表になるよう時間を見つけては動画編集や発表練習をしていました。
他の生徒たちは、外国籍生徒が抱える悩みを理解しようと真剣に話を聞いていました。
発表を聞いた生徒や先生たちが発表してくれた生徒にむけメッセージカードを書き、そこには応援の言葉がたくさん書かれていました。それを見て大変嬉しそうな表情をし、「頑張って準備してよかったです」と言っていました。放課後、担任と2人で今日の振り返りを行っていたところ、1名の生徒が教室に戻ってきて、ネパールにルーツのある生徒に「バイバイをネパール語で教えて!」とさっそく話しかけている姿を見ることができ、さいごは互いに笑顔で「バイバイ!」と言っていました。
(翌日も数名の生徒がネパール語のあいさつであるナマステ!を言っていたそうです。)
今回の活動を通して、他の生徒がネパールにルーツのある生徒に対してより理解を深め、さらなる仲を深めていってくれるのではないかと期待しています。
さいごになりますが
外国籍生徒のみならずクラスメイトそれぞれが前向きな気持ちで日々を過ごしながらも、かたや1人ひとりが不安や悩みを抱えていると思います。そういった思いをクラスのなかで相互に理解し、助け合えるクラスになることをめざして今後も学級経営を行っていきます。
1学年担任