3年生通信制の科目「世界史A」では、1年をかけて世界の歴史、特に近代史の様々な出来事を学びました。この授業の中で、特に生徒の皆さんに大切に考えてもらったことは、「自分だったらどうする?」という視点です。ワットも、ナポレオンも、ローズヴェルトも、時に大成功を収め、そして大きな壁に阻まれました。そのような歴史的事象を学ぶ際、過程と結果という出来事だけを暗記するのではなく、常に「自分だったらどのようにその壁に挑戦するだろうか」という視点を持てるように授業を行いました。
先の偉人たちと同じ立場に立ち、思い悩み、自分なりの決断を行うことで、今後の生徒それぞれの人生においても、「生きる力」の育成につながると感じます。
卒業すれば、歴史をじっくり学ぶ機会はなかなかないかもしれませんが、常に「自分だったらどうする?」という視点を持ち、先の偉人たちの成功・失敗を例として、自分なりの歩みを進めてほしいです。