「知好楽(ちこうらく)」という言葉があります。『論語』の中にある文章からこの言葉になったのですが、どんな言葉かと言うと、「子曰く、これを知る者はこれを好む者に如かず、これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」です。どんな意味かと言うと、子(し)は、先生、すなわち孔子のことです。
「先生がおっしゃるには、ただ知識として知っている人は、それが好きな人には及ばない。さらに、ただ好きな人は、それを心から楽しんでいる人にはかなわない」という意味です。これは、何事も苦行としてではなく、楽しんで取り組む境地に至るのが最も強いという教えです。
なんでも楽しむことがいちばん強いということです。
スポーツでも、なんでも、知っているだけの人よりも、そのスポーツを好きな人よりも、そのスポーツを楽しむことができる人が、ストレスもなくこなすことができるということです。勉強を必死になって覚えたりするよりも、その勉強が好きであること、そしてその勉強を楽しんでいると、ストレスフリーになってくるのですね。
いま、文化祭の準備をしています。準備をクラスのみんなで楽しみながらやってみましょう。楽しいことを考えているときが、実は人間は、いいアイディアが浮かんできたり、幸せホルモンが出たりするものかもしれません。なんでも楽しむ、全力で楽しむことで、そのことがだんだんとできるようになってくると思います。文化祭準備も同じですよ。楽しんでやってみましょう。あれをしないといけない、これをしないといけない、と思っているうちは義務感になります。これをしよう、あれもしよう、それもできるかも!って思っていると、楽しくなってきます。楽しんだものが勝ちです。