本当にいい天気が続いていますが、今日は1年生の登校日です。

制服やカバン、靴がやはり真新しい印象を受けます。

教室の様子も、緊張感が漂っていました。

さて、生徒の皆さんに本日配布した中に、私からの手紙がありました。全学年共通の文になりますが2つの伝えたいことを書かせてもらいました。アナログだとなかなか読んでもらえないかもしれませんので、デジタルでもアップしておきます。

生徒の皆さんへ

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、新2・3年生の皆さんは3月2日から2か月の休校が続いています。また、新入生の皆さんは未だに入学式や歓迎会さえできていない状況で、寂しさや不安を覚えていることと思います。

朝「おはよう」の声に包まれ登校し、授業を受け、休み時間には友達と歓談し、放課後は部活へと飛びだして行く、そんなごく当たり前の学校生活。入学・進級し希望に満ちて迎えるはずの新学期はどこへ行ってしまったのでしょう。

当たり前の日常生活が奪われた今、当たり前の生活への感謝をあらためて覚えつつ、その当たり前を敢えて返上し、私たちができることを考え対応していかなければならない時なのです。

私から、皆さんに2つ伝えたいことがあります。

まず、1つ目は命を守ることです。

現在、新型コロナウイルス感染症に対する緊急事態宣言発令されていますが、5月10日現在、国内感染者15,800人、世界の感染者は400万人を超え、死者は 28万人に迫る勢いで拡大しており、もはや世界規模の大災害であるといえます。

そんな状況の下、私たちのできる対応は、感染しない・感染を広げない・外出を控え家にいることなのです。自分の命を守るため、ご家族をはじめ大切な人の命を守るために当たり前の日常生活を返上しなければならない時なのです。

2つ目は「学び」を前に進めることです。

今週から幾分緩和されるとはいえ、授業で当たり前に受けていた「学び」を、家で自分一人の力で前に進めなければなりません。もちろん学校からの課題などはありますが、先生方が近くで寄り添って見守ることができない中、「学び」を進めるには皆さんの自学の力が今まで以上に必要になってきます。また、登校できないこの状況は、登下校にかかる時間、学校での時間割による授業や部活の時間に縛られず、一日のほとんど全てが自分のものとなった時間の使い方を見直すチャンスでもあります。

「学び」の本来の姿にも向き合ってみましょう。学校の授業に関わる学習が終わったら、読書に励む、英語力を高める、体を鍛える時間などに充てましょう。「学び」とは自分の世界を広げること全てをさしているのです。

先生方も皆さんをどうサポートしていくのか懸命に考えています。まだまだスムーズにいかない点も多いと思いますが、皆さんと先生方の努力があれば必ず前に進めるはずです。こんな時だからこそ、助け合い、物事をポジティブに考えチャンスに変え、危機を乗り越え、意義ある新たな日常を創り出していきましょう。

令和2年5月13日  

大阪府立芥川高等学校長  中山 哲也