長期休業明けにおける自殺予防について
例年,夏休み明けを始めとした長期休業明けに児童生徒の自殺者数が増加する傾向にあり,また,昨年の児童生徒の自殺者数は過去最高の年間 499 人となっており,一昨年の 399 人と比べても特に大きく増加しています。
厚生労働省が公表している今年の自殺者数の状況(暫定値)では,1月から7月までの児童生徒の自殺者数が 270 名であり,既に例年の同期間と比べても自殺者数が多くなっており,児童生徒の心身の状況の変化等への十分な留意が必要です(令和2年1月から7月は 241 名(確定値))。また,今年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響による新学期の開始時期の変更等,日常生活や学校生 活が例年と異なる状況となっておりますので,悩みや不安を抱える児童生徒の心身の状況の把握や相談窓口の周知を始めとした自殺予防に係る取組について,一層御配慮くださるよう改めてお願いいたします。
以下に文部科学省 萩生田大臣からのメッセージ、並びに児童生徒の月別自殺者数のデータを添付します。