学校教育計画

１　学校教育活動の方針

生徒の個性を伸ばし、豊かな人間性をはぐくみ、志を持って不確実な時代を切り拓く力を育てる学校

～「茨西PRIDE」のもと、茨西につながるすべての人が「TEAM茨西」として、生徒それぞれの「志をカタチに」する ～

1. 学習指導の方針
   

   1. 「生徒の学習支援の強化」のために、授業規律の徹底、 学習支援体制の構築と外部教育産業の有効利用、自学自習のハード＆ソフトの整備に取り組む。

   2. 「グローバル社会への対応」のために、英語教育の一層の推進を行う。

   3. 「授業の改善」のために、授業評価のPDCAサイクルによる授業改善と教員相互が切磋琢磨できる環境づくり、 アクティブラーニング（AL）及びICTを活用した授業の推進を実施する。　
   4. 各教科の目標
      

      ア　国　語
      国語の基本的な能力を養うとともに、様々な文章を読むことで視野を広げて、論理的な表現ができるようにする。

   5. イ　地歴・公民
      世界や日本の歴史・文化に関心を持たせ、社会のあるべき姿を自ら考える力を培わせる。

      ウ　数　学
      習熟度別展開授業や放課後の補習などを活用し、基礎学力の充実と数学的思考力の向上をめざし、積極的な学習意欲を引き出すように努める。

      エ　理　科
      講義・問題演習のほかに，実験・観察・実習などをできるだけ多く実施し、自然現象に対する興味・関心を高めさせるとともに、自然科学的な思考力・探究心を育成する。

      オ　保健体育
      課題を発見し、解決に向けた学習過程を通して心と体を一体としてとらえ，生涯にわたって豊かなスポーツライフを継続するとともに、自己の状況に応じて体力の向上を図るための資質・能力を育成することをめざす。

      カ　芸　術
      音楽・美術・書道のいずれの分野も、その歴史や理論と実技及び表現法を協調させながら学び、日常に生かしていく力を養う。

      キ　外国語
      少人数展開や外国人講師を活用した授業などを通して、生徒の学習意欲を高め、学力及びコミュニケーション能力の向上を図る。

      ク　家　庭
      生活に必要な知識と技術を習得させ、男女が協力して主体的に家庭や地域の生活課題を解決するとともに、生活の充実向上を図る能力を育てる。

      ケ　情　報
      情報活用能力、メディアリテラシーを高める。また、コンピュータを利用した問題解決能力を育てる。

2. 特別活動の方針
   生徒の自主的自立的集団活動を育成し、次代を担う人材を育成する。
   1. 生徒会活動・ホームルーム活動・部活動・学校行事等の充実・活性化を図る。
   2. 行事等のクラス活動を通して生きる力を育成する。
   3. 部活動を活性化させ、加入率を高める。
3. 道徳教育及び生徒指導の方針
   生命の大切さや善悪の判断など、人として規範意識の向上に努め、社会生活のルールや基本的な生活習慣を身につけさせ、自立した生徒を育てる。
   1. 交通ルールの遵守、自転車通学のマナー等を指導し、生徒自身が被害者にも加害者にもならないよう、交通安全教育を推進する。
   2. 基本的生活習慣の確立のために、全教員が一致して、ロッカー前指導・入室許可証の発行等の指導にあたる。

   3. 「授業を大切に」する姿勢を養うため、メロディチャイムによる業間遅刻の防止、授業における「わかる・できる・興味がもてる授業」の徹底を全教員が意識し、授業から学ぶことを基本とした指導を行う。

   4. 国際交流と清掃活動を推進して、人と人とのつながりによって発揮される力を実感させる。

4. 進路指導の方針
   
   1. フィールドワーク、分野別進路説明会、進路ガイダンス等の進路学習・行事をさらに充実させ、進路意識の向上を目指す。大学や専門学校からの最新の資料や情報を提示し、１年次から志高い進路目標を持たせ、「志をカタチ」できるよう、指導する。
   2. 進学指導においては中堅から難関私学、国公立大学への受験を薦め、生徒に積極的にチャレンジする姿勢を醸成し、生徒を学力面とともに精神面でもサポートする。
   3. 勤労観・職業観の育成に努め、生徒が３年間を通して自己理解を深めるとともに、進路情報、『進路の手引き』、進路データを有効活用して、適切な進路指導を行う。
5. 人権尊重の教育の方針
   
   1. 差別意識の撤廃といじめ根絶のために、全教育活動を通じた人権教育を推進する。
   2. 年間HR計画に則して人権意識の向上を図るとともに、近畿統一応募用紙制定の趣旨に則り、３年生に対する公正な進路保障の実現をめざす。
   3. 人権上配慮を要する生徒に対して全教職員が必要な情報を共有し、学校全体としての支援体制を構築する。
6. 健康管理と指導の方針
   

   1. 健康教育、保健指導を通して、自ら疾病や負傷の予防に取り組む生徒を育てる。また、日々の健康観察や定期健康診断の結果を活用し、生徒の健康維持に努める。

   2. 教育相談を充実し、支援教育コーディネーターとも緊密に連携しながら生徒の心の健康維持に努める。
   3. 安全点検、清掃活動を推進し、学習環境を一層整える。
7. 学校組織の運営方針
   
   1. 「自ら気づく人を育てる」ために、分掌や学年団が可能な限り数値目標を掲げ、教職員が一丸となって取り組む。
   2. 学校協議会、地域交流協議会等を中心に保護者・地域との連携を図り、学習支援や安全安心のサポートチームを作る。
   3. 生徒の安全確保および保護者への説明責任を果たすとともに、施設管理に対し万全を期す。
8. 教員の研修方針・研修計画
   教員は常に研修を怠らず、真摯な態度で指導にあたる必要がある。そのため下記研修計画に基づき教員の資質向上をめざす。
   1. 校内研修会・講演会
      本年度の教育目標や本校の当面する教育課題や数年先を見通した課題に応じた「テーマ」を設定し、職員研修を計画する。学習指導に関するもの、生徒指導に関するもの、人権教育に関するもの、健康教育に関するもの等、今日的教育課題の解決を図るため、講師を招いての講演会や研修会を開く。
   2. 各教科会
      教科ごとに学習指導要領の研究、教材研究、指導法の打合せ、授業進度等の打合せ会を必要に応じ開くとともに、互いの授業見学も実施し、授業力向上に努める。
   3. 各科教育研修会への参加
      教育センターや他校で行われる各科研修会へ参加できるように配慮する。研修参加者からその研修成果を教職員全体へ還元できるよう、伝達講習の機会を設 定し教職員の力量を高めていく。また、必要に応じ、各教科間、あるいは教科の枠を超えて、横断的・総合的に協議できる研修の場を設け共同研修を行う。また、教科の枠を超えて互いの授業を参観するなど試み、授業力を高める。
   4. 人権教育推進のための研修
      「安全で安心な学校づくり」を推進するため、生徒の自尊感情を高め、集団づくりをすすめていく。そのために年２回の定期研修に加え、必要に応じて職員人権研修を実施する。これらの研修を通して、職員の人権意識を高めることで、いじめ防止・いじめの早期発見にもつなげていく。