本校は10月5日から7日まで秋季休業期間となっています。この期間を活用し、本日6日、本校の就労支援アドバイザーを講師としてお招きし、職員研修を実施しました。
就労支援アドバイザーは、大阪府教育庁の事業として府立支援学校に派遣されている専門家で、生徒たちの働く意欲を早い段階から育むことや、教員の就労支援に関する専門性の向上を目的としています。本校には、株式会社エルアイ武田様からアドバイザーを派遣していただいています。
株式会社エルアイ武田は、武田薬品工業株式会社の特例子会社として設立され、医薬品を通じて社会に貢献しながら障がい者雇用を推進してきた企業です。府内の特例子会社としては、長年にわたり障がい者雇用を支えていただいており、私自身も教諭時代に、実習中の巡回指導などで何度もお世話になった会社です。

本日の研修では、
- エルアイ武田の企業理念と求める人材像
- 福祉と企業の違い
- 自己理解の大切さ
- 合理的配慮について
など、就労支援に携わる教職員にとって大変示唆に富む内容についてお話しいただきました。
特に印象に残ったのは、教職員へのメッセージとして示していただいた次のような視点です。
- 企業を知ることが大切。指導者自身も職場実習を経験してほしい。
- 障がいの特性だけで「できる・できない」を決めつけない。
- 「なぜ働くのか」を具体的にイメージできる指導を行う。
- 情報を隠さず、企業や支援機関との信頼関係のもとで一貫した支援を行う。
- 職場実習は就労のために重要だが、「採用ありき」ではなく、本人と職場とのマッチングが大切である。
- 失敗することも大切な学びであり、その後の対応を一緒に考えることが重要である。
どれも本校が大切にしている進路指導や就労支援につながる考え方であり、あらためて教職員一人ひとりが生徒の将来の姿を思い描きながら教育活動を進めていくことの大切さを確認する機会となりました。
卒業後の社会生活や職業生活は、生徒たちにとって人生の大きな舞台です。だからこそ学校では、単に就職先を見つけることを目標とするのではなく、生徒一人ひとりが自分らしく生きていくための力を育んでいきたいと考えています。
本日学んだ内容を、今後の授業や進路指導、職場実習指導にしっかりと生かしていきたいと思います。
また、「働く力」を育てる前に、「働きたい」と思える気持ちを育てること。そのために私たち教職員自身も学び続けていきたいと思います。本日はありがとうございました。