時事問題で、社会を身近に考える

 3年生教養系列「身近な法律」の授業では、時事問題を積極的に活用しています。 生徒の皆さんは、「法律」と聞くとどうしても疎遠に感じてしまうようでしたので、普段生徒の皆さんが見聞きする時事問題を活用することにより、法律を、ひいては社会全体を身近に感じてもらえるようにしています。

 現在は、2020年に行われたアメリカ合衆国の大統領選挙を学び、そこから、アメリカの大統領制と日本の議院内閣制の違いについて、関連する法律の違いやそれぞれの国の歴史的背景などについて学習しています。生徒の皆さんは、「大統領」や「総理大臣」といったキーワードはよく知っているようでしたが、その二つの役職の違いやその根拠、特徴などについてはなかなか知る機会がなかったようで、アメリカと日本の制度や法律の比較により、新たな気づきや学びがあった様子でした。「法律」や「社会」と聞くと、どうしても壮大で身近に捉えにくい印象を受けますが、このように、自分にとって身近なものを題材とし、そこから考えを展開していくと、思っているより身近で、面白い発見などがあるかもしれません。

 今後も、日々の生活の中での気づきや発見を大切にし、社会を身近に捉えられるような授業づくりを実践していきます。

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