生活デザイン系列で学ぶ科目に「建築施工」があります。
「建築施工」は建物の工事の工法やしくみを学ぶ科目です。
今日(11月20日)は、「建築施工」で学ぶ「木構造の工事」の1回目の授業になります。
古来、日本人は身近な材料である木材を加工して大規模な寺社建築から住宅まで、さまざまな建物をつくってきました。
今日は、カンナやノコギリを使った初歩的な実習をおこない、木材の特色について考えてみました。
●今日の実習内容
実習は「安全第一」で行います。鋭利な工具を使うので、作業生徒やまわりにいる生徒が、けがをしないように注意しながら作業します。
実習の要点の説明後、まぜカンナがけに挑戦です。
カンナで木材を薄く均一に削ります。
削った木屑の反対側が、すけて見える薄さを目標に作業しました。
次にゲンノウ(金槌)を使って釘打ちを行いました。
ゲンノウの両面の使い方を念頭に、廃材に釘を打ちつける練習をしました。
最後にノコギリを使って合板を切断しました。
両刃ノコは縦挽きと横挽きが、ひとつのノコギリについています。
合板の切断は横挽きを使用します。
まず、スコヤ(直角定規)を使って合板の板材に切断線を記入します。
切断線にそってまっすぐ切るのは、意外に難しい作業です。
今日は初めての実習ということで、小さな材料を使って作業しました。
建築現場で使用される材料はもっと大きな木材なので、大工工事は大変な作業だと実感できたと思います。
実習の体験をこれからの「建築施工」を学ぶなかで、活用して欲しいと考えています。